今回は、社会から猛反発受けそうなことを書く。世界人口が70億に近づいている。一体全体人間は数をどこまで増やしたら気がすむのだろうか。際限もなく増える人口が日本人並みの生活をしようとしたら、人類が他の星に移住できない限り、天然資源消滅や環境破壊で地球も人類もおかしくなることは誰でも解る。既に200年前に「人口論」で有名なマルサス(イギリス人)は「人口は制限しなければ幾何級数的(例えば、2、4、8.16.・・・)に増大するが、生活の資料は算術級数的(例えば1,2、3、4、・・・)にしか増大しない。疫病・戦争・飢饉などは過剰人口への自然による救済である」と示唆して猛反発を受けたようだ。既に20前から国連でも取り上げた問題であり、中国は一人っ子政策を実施している。それでも既に世界中で食料や資源の争奪戦が始まっている。医学が猛烈に進歩し人命を救い人口増の一因となっている(と言わせてください)。医学の最終目標は一度生まれた人間は自然の寿命(自然の寿命自身も伸ばそうとしている)が来るまでは絶対に死なない社会を造ることだろう。そういう社会で人は自分の人生をどう考えるのだろうか。癌、メタボになっても絶対に死なないことになったら、何か面白くないのでは。本当に人は幸せか。小説、映画など題材も相当減るだろう。どう見ても人間は自分自身を造ったのではない。他のもの(神と呼ぶ)が創った。神から授かった範囲内の考える力で色々なことをやっている。一方神のほうでも何かやっている。細菌もインフルエンザ・ビールスも神が創ったものであり後から後から新型を出してくる。人間は新しいワクチンやらを作ることで忙しい。医学は神と、いたちごっこをしているのである。マルサスの言うことには一理あると思われる。
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