精神的に、ソワソワ、ハラハラ、ワクワクなどして気が落ち着かず、思うようにことができないという意味だろう。小生結構多忙だから、あれもこれもやろうと一遍に考えると結局何もすぐには始まらない。さて、この表現の意味は広いと思う。精神医学的には高所恐怖症、広場恐怖症、閉所恐怖症などの症状の一端ともなろう。高所恐怖症では案外よく聴くのは「地についてない飛行機に乗るの怖い。だから旅行は苦手、特に海外旅行はしない」ということ。さて、ここで小生の屁理屈が始まる。「地」って何だ。地球上の陸地地面? 水上の船の床? 水中の潜水艦の床? 新幹線車両の床(車輪の数学的に(?)無限小のレールとの接触面(というより点)を通して地面と接触している)? キャーキャー叫ぶジェットコースターの座席? 色々ありますよ。次に天文学的に考える。先ず地球は約1億4950万km離れた太陽の周りを秒速約30kmで回っている。その太陽系は、宇宙に何千億と存在する銀河系の一つの「天の川銀河」の中心から60×60×24×365×30万kmに位置して秒速220kmで周回し約2億2600万年で銀河系内を1公転している。その銀河系は宇宙の中を秒速600km(1日に5184万km、1年で189億km)で動いている。「何が地についている、だ?」 「高所恐怖症の人よ、気持ちが狭すぎますよ」。アインシュタインなどの物理学者にとっては高所恐怖などとう言葉は存在しなかった(?)、広場恐怖はあったかも? 以上のことは我々普通の人には無関係な事実だ、だから忘れよう。むしろVirtual Reality (仮想世界)というべきか? ということでついでに仮想世界にチョッピリ触れる。我が家にも大型薄型テレビがあり、結構映画館的な鑑賞を楽しんでいる。テレビは余り見ないがNHKの「世界遺産」、「ダーウインが来た」など面白い。ハイビジョン精密画像を伴った臨場感は相当なものだ。特別許可で撮影している場面も多く、普通の観光旅行よりも面白いことが多々ある。海外旅行ができない高所恐怖症の人にとっては正にうってつけの仮想世界だ。午前中はどこそこ、午後はどこそこ、翌日はどこそこと仕組まれた旅行は帰宅したら、現場の感触は見る間に記憶の彼方に消える。旅行と仮想世界の違いは、主に三次元の立体画像と現場の匂いがあるかないか位になるのかな? 以上、話はいろいろ飛びました。

2009年10月




 
Copyright©2007 Takeshi Nakajima