インターネットのWikipediaによれば、

趣味(しゅみ)とは;
人間が自由時間(生理的必要時間と労働時間を除いた時間、余暇)に、好んで習慣的に繰り返しおこなう事柄やその対象のこと。道楽ないしホビー(英:hobby)。
アマチュアとは:
職業(プロフェッショナル)として成立している範囲の事柄を趣味(ホビー)でおこなう人のこと。
余暇とは;
人が自分自身を取り戻し、また活発に仕事や家庭での雑事に立ち向かうための活力を養うためのものである。定年退職した高齢者にとっては、毎日が余暇であり、その余暇に何か自分の出来る事を見つけられるか、あるいは見つける事によって人生に生きがいを見出す事が出来るかどうかという事が、重大な問題になっている。

趣味として最低週一回は、自宅から徒歩数分で、地味で、自然が残っている舞岡公園で散歩がてら写真撮影をしている。この地味な公園で自己流の「美」なるものを発見し抽出す為には、かなり真剣に観察し、好みが見つかったら、夢中でカメラの操作に集中する。ある時、田んぼの畦で夢中で撮影していたら足元が怪しくなり後ろに倒れたらそこに杭があった。瞬間気を失いそうな激痛で、医者に行ったら肋骨骨折ではなかったがひびが入った。 一般的に画像処理は単に文章を作るのと違って時間がかかり、知らぬ間に真夜中の12時までパソコンに張り付いていることがある。これ不健康だと思う。これ趣味でやっているのか? 自分は趣味に使われているのか?

先週、ある老夫婦が舞岡公園を散歩していた。カメラ、バッグなど何も持たずに、特に立ち止まって草花を見るわけでもなく、ゆうゆうとゆっくりと歩いていた。地味な自然を、そして空気を味わっているようであった。ただ受け入れて、その中にいるだけを楽しんでいるようでもあった。これが本当の趣味かな? うらやましくもあった。

「趣味がこうじて・・・」ということがある。色々な意味、解釈の仕方で、良い場合と悪い場合とがあろう。色々な考え方があるだろう。

2010年10月




 
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