今夏の猛暑は尋常ではない。昨日はついに東京でも37度Cくらいに行った。この文を書いている今日(8月19日)は、天気予報でやっと正午当たりから雨が降りそうだという事であった。週に一回は舞岡公園に行き見せられるような写真数枚を絶対にものにすることをライフワークにしている小生としては、いろいろなことをやっているため今週は今日しかないという覚悟で急いで撮影し(通常は3時間くらいのところを2時間で切り上げ)帰宅したら、まもなく雷雨となりしばらくぶりに涼しさを堪能している。
 ここ数年間、舞岡公園の植物(特に道端の小さな花々など)はわびしくなっているように思える。タンポポ、ハルジオン、アカツメクサ、ムラサキツユクサ、オオイヌノフグリ、ヘクソカズラなどからオニユリ、オミナエシ、ハギ、・・・・などの迫力のある写真が撮れなくなってきている。ヤマユリだけは例年通り力強い咲き方をしていた。そして先週夢中でシャッターを押し続けて熱中したのは小谷戸の里広場にある高さ5メートル以上のサルスベリの花であった。これは、今までは見たこともなくピンク色の彩度が高く、猛暑の夏空に向けてこれでもかと立ち向かって放射状に大きな花を咲かせていたのである。しかしこれは例外で、その他は総じて年々老いぼれになっているように思われる。小生もどんどん年とっているが。
 地球全体で温暖化が騒がれているが、横浜の夏について便宜上1990〜2010年の気温上昇傾向を調べてみた(インターネットにかなり正確な情報がある)。
 8月の31日間の平均は: 31.9 ⇒ 32.7で約1度上昇
 8月の最高気温は   : 34.3 ⇒ 35.5で約1度上昇
 夏季の真夏日の数   : 約40日 ⇒ 約50日で10日増加
 夏季の熱帯夜の数   : 約15日 ⇒ 約25日で10日増加
 やはり、横浜も暑くなっている。
 ところで、北海道の美瑛・富良野地区にある名の知れたロッジから、宿泊した部屋を撮影してあげた写真をカタログなどに使い喜ばれていることから、来い来いといわれてるが多忙で行けてない。雄大な景色を自分の視点で撮りなおしたいと思っているのだが。

2011年8月




 
Copyright©2007 Takeshi Nakajima