どうってこともないタイトルの文章だが、書いているただ今、健康を害し、つくづく考えているのである。とはいっても、内臓や脳の欠陥、糖尿病、ガンとかいうたぐいの怖い病気ではない。約60年前重症真珠腫性中耳炎で右耳後部の頭蓋骨を除去する13時間の大手術を受け生き残ったが、「脳、中枢神経迷路、頭部筋肉が複雑に絡んだ部所であり、右側の顔、首、肩などにいろいろな現象が起こると」と警告され、異常な肩こり、首こり、血流不足、筋肉のうごめきなどに悩まされてきた。
 通常の医学の対象にはならない点が多く、医者に相談してもしかたなく、大病院でMRI検査など受けたが意味がなかった。
 2ケ月位前から具体的な異常が起こり始めた。下顎の歯や歯茎がおかしくなり固いものを食べるのが苦痛となり始めた。6ケ月に一回の定期健診で入れ歯は1本だけ、80歳まで20本を残すべく努力してきた。特にぐらつく歯のレントゲン検査で異常なく、歯医者もすぐに抜こうとは考えていない。この現象も実は体調に非常に影響されることが分かった。そしてその原因は上記の持病に加えパソコン関係作業のやり過ぎとわかってきた。
 次に右手薬指が硬直し始めた。外科医で内部炎症だからとそれなりの処置をされたが、思わしく改善してはいない。この原因もパソコン作業と関係するらしい。パソコン操作をする指に異常をきたしたら、写真の趣味やいろいろな仕事の役は壊滅状態となる。
 コリによる血流不足が重大な原因となっていることがわかってきた。そこで、あらゆることを始めた。マッサージと電気鍼、中山式快癒器、せんねん灸、・・・以前やった真向法はやろうと思っているだけ。「副交感神経アップで健康になれる:首にすべての原因があった」という著名医学博士の本(朝日新聞出版)に出会った。「肩こり」ばかりが話題なるが、パソコンやスマートフォンなどが普及につれて「首こり」こそが、これからの重要な医療分野になるというもので、小生にはピッタリであった。
 正しい姿勢でパソコンに向かうことはマスターしているつもりだが、肩こり、首こりを正し、血流を維持することに絶えず気を配ってゆこうと思っている。ところで、ノートパソコン(小生はいつもデクトップ型だが)、スマトーフォンなどを使う時の姿勢が原因で首こりが急速に蔓延しているようですよ。

2012年6月




 
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