Finderとは、釈迦に説法だが「何かを見つける(find)者又は物」であり、カメラでは「被写体を見つけ、構図を決め、ピントを合わせたりするのに使うもの」だ。
 Wikipdiaから寸借すると、原始的な素通しファインダーから始まり、光学的構造の、コンツール式、逆ガリレオ式、ケブラー式、採光ブライト式、アルバタ式、距離計内蔵式、レフレックス式(ウエストレベル又はアイレベル)、スプリットイメージ・マイクロプリズム式、・・・随分と多くの発明がなされた。
 そして最近は電子式液晶表示が加わった。光の通路確保が不要でカメラ設計の自由度が増し、100%の視野率を容易にし、情報をファインダー像に重ねて表示できる、・・・長所はますます増大し活用方法は無限大に広がりつつある。
 電子表示は液晶モニターとEVFとに分類されるが、この分類の境界も怪しくなりつつあると思う。一方では従来の光学式ファインダーとEVFとの比較論が、技術や感性などの面から展開されている。この点についてアマチュアの小生が理論展開するつもりはない。
   現在、小生は単純にEVF派である。単純だが最大の理由は、言わずと知れた、老眼にとって視度調整でメガネ不要、環境光に影響されない画像の視認性の良さ、ライブビュー的機能である。  この電子表示の機能はカメラ内蔵コンピューターの進歩に任せて、とめどなく進化している。そして考えるのである。現在我々が机上のパソコンでやっているレタッチ機能を相当浸食するのではなかろうかと。

2013年7月




 
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