特にソニー、そして、他のメーカー・ファンでもそうかもしれないお話しである。
 フィルム時代はキャノン、オリンパス、コンタックス、ゼンザブロニカ、ペンタックス、等を遍歴した。
 デジカメ遍歴では、当時珍しいチルト式電子ビューファインダーが目立ったミノルタDimage A1(2003年)、次に高画素数が目立ったキャノンEOS20D(2004年)を、それぞれ発売と同時期に購入した。
 そして、ソニー派に転向し、α700(2007年)、次にα77(2011年)を、それぞれ発売と同時期に購入した。新し物好きの性格から、ソニーは1997年のマビカというデジカメを発売し、また一般的に革新性を重んじる社風はデジカメ分野でも何かをやると期待した。今やデジカメ業界で重要な一角を占めるようになったことで証明されている。そして、カールツァイス・レンズにも興味があった。
 手前味噌ながら、自称ハイアマ、街で通称(セミ)プロ、街の行事の撮影/展示、学校で風景写真常設展示、運動好きな孫の写真、風景写真、近隣大公園の風景写真(ホーム―ページはGoogleやYahoo検索でほぼトップに出てくる)・・・、等の活動をしている。
 さてα77以降が問題である。発売と同時期に購入は影をひそめて、次が決まらず(決められず)やきもきしているのである。
 その後、矢継ぎ早に出現した曲者は、α99(2012年)、RX−1(2012年)、α7/7r(2013年)、α7s(2014年)、新型α99(?)(2014年秋?)と延々と続く。
 70歳代半ばを過ぎた金持ちではない高齢者は、小型、軽量カメラに大いに興味ある一方で、フルサイズ、高画質デジカメを狙っているのである。
 優柔不断、決断力不足であることも否めない。購入の条件項目を順不同で列挙すると、フルサイズ撮像素子、軽量/小型/剛性/防塵/防滴、カールツァイス・レンズ、高画素数/高感度画質、ローパスフィルターレス、ダイナミックレンジ、大判A2プリント画質、クロップ可能画質、連写速度、電子ビューファインダー(メガネ不要、日照下でのモニター不満)、チルト可動モニター、フラッシュ(スレーブ用途)、回析低減処理、色再現性、対高画素数(高解像度)手振防止性能、画面周辺画質、コントラストAFと位相差AF組み合わせ、合焦速度、シャッタータイムラグ、電子先幕シャッター・・・と結構うるさいのである。
 つべこべ言わず、今年こそ決まるだろうと自分に言い聞かせている。

2014年7月




 
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