「プロ」と「アマチュア」という言葉はどの分野でも言われるが、「ハイアマチュア」という言葉は、汎用性はなさそうで、カメラマンについて一番使われるようだ。写真業界情勢もどんどん変化しており、分類好きな小生は、プロ、ハイアマチュア、アマチュアなどというカテゴリーが気になり始めている。
 インターネットなどの普及で普通の人が自分の作品や意見を公開し、ある日突然に有名になったりビジネスとして成功することが頻繁になってきた。便利な家庭用小物品を発明しインターネットで稼いでおられるおばさんがあちこちにおられる。you tube投稿で名を成すものもいる。
インターネット、スマホなどの猛烈な進化、普及でカメラの使用と写真発表のチャンスの大衆化には目を見張るものがある。印刷カメラ誌のフォトコンに加えカメラメーカーなどのネットフォトコンもにぎやかになってきた。普通の人(この定義が難しい?)が、写真をネットで公開し有名なったり、PIXTA、SNAPWIREなどのネット写真買付サイトで一儲けする。一流企業がカタログを含むコマーシャルに使い始めているのである。
 写真作品の商売的意味合いから分類してみる。プロカメラマンは何時も客の要望に応え、しかも独自の感性をプラスした写真を撮り(又は撮った作品が要望に応えるものとなったりして)収入を得る。ハイアマチュアはかなり何時も独自の感性を認めてもらえる写真を撮るが商売はしない気高い芸術家である。トキドキプロは普通の人だが時々売れるような写真を撮れる人である。イットキプロはたまたま一回だけ大うけする写真が撮れて稼いだ人である。アマチュアは上記以外のカメラマンである。
 イットキプロもあきらめずにトキドキプロをめざし、トキドキプロはプロをめざし又知人のアマチュアを刺激し、プロ級の機材を購入し始め、写真勉強にも精を出し始めCAPAやカメラ、レンズ、他の機材メーカーの売り上げ増となる。結構なことである。

2015年3月




 
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