この変なタイトルの記事は、撮った写真をパソコン、スマホ、USBメモリーなどに入れっぱなしで何もしないでいる方には関係がありません。
 あなたは何枚撮って何枚捨てていますか?プロ、アマ、被写体によっても違うだろうし、ヤボな質問かもしれない。しかしフィルム時代よりはだいぶ違った感触になっていると思う。あのかさ張る12枚、24枚、36枚撮りなどのロールフィルムなるものは結構枚数を気にしながら消費したものである。が、デジカメではこういう形は消滅し何枚撮っても10円硬貨に近い大きさのメモリーのサイズは変わらず、メモリー数を増やしてもたかが知れている。消費という観念がない。
 小生は風景写真中心で通常パシャパシャ撮る方ではなく、ざっと言って撮った写真の70%位は生き残り保存する。しかし時々、街の役で夏祭りの踊りなどを撮影するときは、事情が違って結構パシャパシャやり、生き残りは50%位となる。
 今、「整理」が話題となっている。「断捨離」「フランス人は10着しか服を持たない」・・そして、TIME誌「世界で最も影響力のある100人」に選ばれた近藤麻理恵さんの「人生がときめく片づけの魔法」があり、「konmari」「kondo」は世界語になりつつある。
 あなたは写真を捨てる時、どういう気持ちになっているだろうか。捨てられる写真も心を込めて撮ったものである。小生は「ご苦労様」「残念でした」「ごめんなさい」などとつぶやいている。「お前たちの犠牲の上に良い写真が残った」と、ときめいているのである。こんなことを書く小生は異常なのかな?

2015年5月




 
Copyright©2007 Takeshi Nakajima